業績が足踏みする原因は何か?

今までのやり方を変えなければ、駄目だ!

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最近、思うように仕事がまわらない

会社が小さい時は何でも自分で仕事をこなすことができました。しかし、現状、誰かに仕事を振らないと(部下に任せないと)仕事が回らなくなってきます。日々、目先の仕事に追われるようになり、仕事を部下に任せても手戻り、問題発生がもぐら叩きのようになっています。このような状態では、自分に何かあったらと思うと不安です。何とか任せられる部下を育成しなければ、、、。

 

会社の状況が見えなくなった

以前は会社の状況は手に取るようにわかった。しかし、知らず知らずのうちに、自分(社長)から会社が見えなくなってきた。これは会社が大きくなったからだと思う。今までのやり方が限界にきている。タイムリーに状況を把握できず、後手後手の対応になっている。決算書も遅く、商談も見えなくなり、会社はどんぶり経営になり、気が抜けなくなった。何かやり方を考えねばならない、、。

 

会社が足踏みしていて、何か見えない壁がある

自分(社長)も幹部社員も日々の仕事に追われ、独楽鼠のように一生懸命働いている。しかし、今まで起きなかった問題が発生するし、しょうもない事がもぐら叩きのようにおこる。何とかしなければと思っても、日々の仕事に追われ、改善できない。周囲からは社長(自分)が仕事を抱えすぎているから部下に任せて方が良いと言われる。しかし、自分でやった方が早くて確実なので任せられない。任せられる部下が少ない。手を打たなければ会社は成長どころかじり貧になりそうで将来が不安だが、目の前の仕事に追われているので、それにかまけて、逃げているのかもしれない。

何でこんな状況になっているのか?

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原因の一つは社長に余裕がなくなっているからです

会社が足踏みする原因は、社長自身が日々の業務に追われ、足元にきたボールを蹴るだけで精一杯、問題が見えても手が出せない状況になっています。ですから、社長として将来を見据えた経営戦略を考える余裕がなくなっているのです。

そして、社長から会社の状況が見えなくなっているのです

会社が大きくなり、社長は今までのやり方では自社の経営状況をタイムリーに把握できなくなっています。結果、どうしても意思決定が遅くなり、会社の業績(成長)が足踏みしてきます。そういう状況になったら、いろいろありますが、先ず会社の規模に合った財務経理の体制にしなければなりません。何故なら、財務経理は会社の“扇の要“だからです。

しかし、この足踏みは成長へのターニングポイントです。

このような足踏み状況は次のステージへの踊場なのです。多くの会社の通る道なのです。先ず、財務経理のやり方をブラッシュアップすると会社経営が見えるようになります。状況がわかるようになるので、スッキリし、社長は将来を見据えた経営が考えられるようになり、具体的な会社成長の布石が見えてくると思います。
この足踏みは会社が次のステージへ成長するターニングポイント(地固め期)にいる事を意味します。

シナリオは?

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会社の経営見える化メーターを作る

会社を回す(会社経営)には最低限必要な羅針盤(経営見える化メーター)は資金繰り表、月次残高試算表、商談管理の3つだけです。肝は現在のビジネスモデルのスタートライン(現状)を知り、現行ビジネスモデルをブラッシュアップしたブラッシュアップ・ビジネスモデルを念頭に置いて整備することです。よって、ビジネス(商売)が分かる人が中心で行います。単に会計的にやっても意味はありません。

1.資金繰り予測をできるようにする

会社規模が大きくなると資金繰り表が必須になります。資金需要が大きくなり、足りなくなったら、社長の個人預金でという発想は通用しなくなります。

2.商売に役立つ月次残高試算表にする

何カ月も後から出てくる損益計算書やバランスシートは死んだ数字の集計(税務申告の為)では経営(ビジネス)には役に立ちません。ビジネスに役立つ経営実態を反映した損益計算書、バランスシート、原価計算書にすること、そして月初に出すことが会社を伸ばすコツです。

3.商談の見通しを立てられるようにする

資金繰り表を把握するには商売の見通しをが予測できなければできません。受注売上入金支払予想が把握する商談管理(INC)をするだけで、未来の数字が見えるようになります。ショップ等の現金商売以外は商談管理が必須事項になります。

すると、経営状況の把握がタイムリーにできるようになります

経営実態に合った資金繰り表、月次残高試算表、商談管理(受注売上入金支払)を整備し見える化するだけで、経営状況の把握が素早くなり金融機関との関係はより円滑で強力になっていきます。そして、社長の事業イメージを反映した財務数値に基づく会社経営が実現されていくようになります。

 

問題点がハッキリ見えるので先手が打て、業績が上向いてきます。

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会社の現状を計数で捉えることができるので、社長からハッキリ問題点が見えてきて、対策を早め早めに打てるようになります。予算が足りなければ、営業活動に力を入れ、先々の資金需要も見通せるで、金融機関にも早めに資金調達の打診ができるようになります。結果、業績が上向き経営が安定してきます。理由は簡単、経営見える化メーターで会社状況を把握できるので先手が打てるようになるからです。

 

(コメント)

社長が「会社の状況が以前のようにタイムリーに把握できない」「問題が多くなり、もぐら叩きになっている」「会社が思うように伸びない」と感じたら、今までのやり方は限界にきていると思われます。そのような状況では会社は「メータ―のない車」や「羅針盤のない船」になっていて、「社長が一人で飛び回っている組織(会社)」なっているのではないでしょうか。

私たちはこのような踊り場状況を「会社の地固め期」と位置づけ、次の成長ステージの為の諸々の体制固めが重要と考えています。このタイミングを活かすと会社は成長軌道に入っていきます。

 

神楽坂コンサルティング株式会社 

代表取締役 社長の相談役 竹内一郎

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